「さくらの専用サーバ」におきまして、 Ubuntu18.04をご利用の場合、OSの起動時にまれにネットワークが疎通しない不具合が 発生することがあります。
なお、本頁のワークアラウンドを適用した環境でdo-release-upgradeを用いて、 ディストリビューションのアップグレードを行った際にOSの起動に失敗することがあります。
ディストリビューションのアップグレードの際は 以下のページに記載のとおり設定ファイルの退避を行ってください。
【さくらの専用サーバ】Ubuntu20.04 udev Kernel Driver ManagerがFAILEDとなり起動しない対象サーバーモデル
さくらの専用サーバ すべて
対象OS
Ubuntu18.04
発生する事象
1OSが起動した後もサーバーのIPアドレスに疎通できない。
2OSが起動した後もネットワークインターフェースがUPにならない。
3system-networkdの起動ログに以下のような出力がある。
$ sudo journalctl -u systemd-networkd -b | grep -i interface <略> eth1: Interface name change detected, eth1 has been renamed to eno3
※eth,enoなどのネットワークインターフェース名は異なることがあります。
対処方法
リモートコンソールを利用しサーバーへログインし、以下のコマンドを実行します。
systemd-networkdの再起動$ sudo systemctl restart systemd-networkd
$ sudo reboot
ワークアラウンド
systemd-udevdの設定変更にて本事象の発生を抑制できることがあります。
リモートコンソールを利用しサーバーへログインし、以下のコマンドをroot権限で実行します。
# mkdir -p /etc/systemd/system/systemd-udevd.service.d # cat <<- EOF > /etc/systemd/system/systemd-udevd.service.d/delay_complete.conf [Service] ExecStartPost=/bin/sleep 5 EOF