このマニュアルでは、さくらのレンタルサーバで無料SSL(Let’s Encrypt)を導入する手順についてご案内しています。
前提条件・設定例
前提条件
- 無料SSL機能は米国の非営利団体であるInternet Security Research Group(ISRG)の運営するLet’s Encryptを利用しています。
利用には提供元のポリシーに同意する必要があります。 - SMTP over SSL や POP over SSL などのメール機能についてはご利用になれません。
- 発行された証明書及び秘密鍵はお客様にて厳重に管理してください。
紛失、期限切れ等のトラブルについては一切の責を負いかねます。 - 環境変数の扱いに一部制限があります( mod_rewriteの扱い等 )
- 初期ドメイン(sakura.ne.jp)やさくらのサブドメイン(tank.jp等)ではLet’s Encryptが利用できません。共有SSLをご利用ください。
- 証明書申請に使用できるドメイン名の文字数は最大64文字です。
ドメイン設定を「マルチドメインとして使用する(推奨)」に設定している場合、自動的に「www.ドメイン名」に対しても申請いたしますので、「www.」付きで64文字以内におさめる必要があります。
※日本語ドメインで証明書の申請を行う場合は、日本語からPunyコード(xn--で始まる英字ドメイン)に変換後のドメイン名が64文字以内となるようご注意ください。 - 対象となるドメインのAレコードの値がさくらのレンタルサーバに向いている必要があります。
- 本サービスのSSL機能は、以下のソフトウェアで構成しています。
Apache2.x系+mod_ssl+OpenSSL - SSLご利用の注意点については、以下ページにてご確認ください。
SSL証明書利用時の注意点を知りたい - 今回の設定時、一時的にサイトの閲覧ができなくなりますのでご注意ください。
設定例
- 初期ドメイン:example.sakura.ne.jp
- SSLを利用するドメイン:secure.example.com
※ 上記は本マニュアル中での例です。設定時には、お客様の情報に置き換えてご確認ください。
事前準備
運用ドメインをサーバーに設定する
運用するドメイン名を決定し、ご利用のさくらのレンタルサーバで利用できるよう設定を行います。
※証明書は実際に運用するドメイン(FQDN)に対して発行されるため、どのようなドメイン名であっても運用可能です。
ドメインにより、設定方法が異なります。
詳細な設定方法は以下ページをご参考ください。
さくらインターネットで取得・管理中のドメインを設定したい
他社で取得・管理中のドメインを設定したい
ドメイン設定が完了しましたら、「 設定・お申し込み手順 」へお進みください。
設定・お申し込み手順
動画で見る(3分13秒)
実際の操作を動きで確認したい方は、再生ボタンをクリックしてください(音声が流れます)。
サーバーコントロールパネルログイン1「サーバーコントロールパネル」にログインします。ログイン方法は下記を参照ください。 サーバーコントロールパネルにログインしたい注意事項 「メールアドレス / パスワード」でログインした場合は、メール設定しかコントロールパネルに表示されませんので、必ず「初期ドメインまたは追加されたドメイン / パスワード」でログインをお願いいたします。 コントロールパネルにドメインなどの設定項目が表示されない | |
SSL設定を有効にする1ドメイン/SSL内の『ドメイン/SSL』をクリックします。![]() 2該当ドメインの『設定』をクリックし、『SSL設定』をクリックします。![]() 3『登録設定を始める』をクリックします。![]() 4Let’s Encrypt (無料SSL)の『利用する』をクリックします。![]() 5無料SSL証明書登録画面が表示されます。
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確認ウェブブラウザでアクセスし、正しく表示されるか確認します。 ※ 本マニュアルでは、Mozilla Firefoxの画像を使用しています。 1httpsでアクセスできるか、鍵マークが表示されるかなど確認します。※ ドメインを新たに追加していた場合、周囲のネームサーバーへ伝播するまで数時間~3日間ほど必要です。 ![]() 2多くのウェブブラウザでは、鍵マークなどをクリックすることで、証明書を確認できます。![]() ※画像は例になります。無料SSL機能の場合、認証局はLet’s Encryptとなります POINT:サイトSSL化のポイント
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