本マニュアルでは、「プラン変更で解決できること・できないこと」を解説しています。
プラン変更の全体の流れは『プラン変更ガイド』をご確認ください。
プラン変更で解決できるもの
◎メールボックスを利用しているが、Webも利用したくなった
「ライト」以上にプランを変更することで、Webも利用可能になります。
◎ライトプラン(もしくはメールボックス)を利用していて、WordPressが利用したくなった
「スタンダード」以上にプランを変更することで、データベースの利用、クイックインストールでWordPressを簡単にインストールすることが可能になります。
◎容量が足りない
現在のプランより上位のプランに変更することで解決します。
◎独自ドメインの数・データベースの制限値を増やしたい
現在のプランより上位のプランに変更することで解決します。
◎ビジネス、ビジネスプロだけで、提供している機能、複数人管理機能を利用したい
「ビジネス」以上にプランを変更することで、利用可能になります。
◎ライトプランを利用しているが、PHPモジュールモードを使いたい
「スタンダード」以上にプランを変更することで、利用可能になります。
プラン変更で解決できない可能性があるもの
△サーバーやコンテンツ表示速度が遅い
さくらのレンタルサーバは、複数のユーザが同居する共有サーバーです。収容するユーザーに大きな影響を与えないように制御や監視を行っていますが、ご自身や他のユーザーの負荷によってパフォーマンスが落ちる可能性があります。
上位プランでは収容されているユーザーの数が少なくなるため、他の影響を受けている場合であれば、プランを変更することで改善する可能性があります。
ただし、ご自身のコンテンツ自体が過負荷なプログラムの場合や、データベースからの返答が遅延している場合など、対象サーバー以外に原因があるものは上位のプランに変更しても解決しません。(データベースの処理遅延など)
△アクセスすると503が表示される
さくらのレンタルサーバは転送量無制限です(お試し期間を除く)。
ただ、動的コンテンツ(PHPやPerl、CGIのコンテンツ)に対してアクセスが集中し、コンテンツのプログラムやメモリの負荷が高くなると、503が表示される場合があります。
また、PHPやCGIプログラムが異常動作しプロセスに残っている場合なども考えられます。
ご確認ください
1リソース情報を確認
プラン変更の前に、コントロールパネルのリソース情報をご確認ください。「長時間実行しているプロセスがある」「CPUを長時間使用している」といった状態であれば、コンテンツ側のプログラムや構成、データベースのインデックス構成やクエリなどを見直すことで解決することがあります。
アクセス集中で負荷が高い時は、リソースブーストやコンテンツブーストを利用して改善するかお試しください。 リソースブーストは無料でご利用いただけるほか、コンテンツブーストは従量制ですが無料枠があります。
2PHPのモードを確認
CGIモードは、モジュールモードよりパフォーマンスが落ちます。モジュールモードに切り替えることで改善することがあります。
ライトプランはモジュールモード非対応であるため、「スタンダード」以上のプランに変更すると改善する場合があります。
プラン変更で解決できないもの
×管理者権限(root)が必要なコンテンツを利用したい
さくらのレンタルサーバは、すべてのプランで管理者権限がありません。さくらのVPSなどの利用をご検討ください。
×データベースの処理遅延
データベースを使った動的コンテンツでは、インデックスの構成やクエリの処理内容によって、データベースの結果が出るまで時間がかかる場合があります。これがコンテンツ遅延の要因になります。
このような場合、プラン変更を行っても問題は改善しません。
利用中のインデックスやクエリ、検索範囲・条件など、データベース自体の見直しをご検討ください。