カスタマーセンターからのお知らせ

2023年6月5日

Gmailへのメール送信がエラーになって返ってくる現象でお困りのお客様へ

「さくらのメールボックス」「さくらのレンタルサーバ」「さくらのマネージドサーバ」をご利用のお客様より、2023年4月頃から「Gmailへのメール送信がエラーとなりエラーメールが送られてくる」というお問い合わせが増加しています。
Gmailでは近年増加傾向にある「なりすましメール」の対策としてセキュリティを強化しており、これが要因でメールの受信拒否となっていると考えられるケースが多い傾向にあります。

送信元メールアドレスに対してSPFレコードを設定する事でセキュリティを通過し受信される例が多いため、お問い合わせの前に本ページの内容をご確認ください。

またGmailへの送信エラーについては、いくつかの原因が考えられますのでそれぞれの解決策をご案内している以下のトラブルシューティングページもご活用ください。

トラブルシューティング・Gmailへのメール送信に失敗する

Gmailが受信拒否した際に発行されるエラーメールの例

Gmailが受信拒否した際に発行されるエラーメールの例

SPFレコード(Sender Policy Framework)とは

インターネット電子メールの送受信において送信者のドメインの偽称を防ぎ、正当性を検証する仕組みの一つです。
SPFレコードは送信元ドメインのDNSにて設定ができ、設定ドメインがメール送信するサーバーを定義する事により、他のサーバーから送信された場合にはなりすましメールと判定する事が出来ます。

実際になりすましメールの判定処理を行うのは受信側メールサーバーとなります。
送信元メールアドレスドメインのSPFレコードと、実際にメール送信を実施したサーバー情報を見比べる事で「なりすましメール」の可能性を確認します。

上図のようにSPFレコードには「www1111.sakura.ne.jp」サーバーからメールを送信すると記載しているため、④SPFレコードの比較・検証で、記述通りのサーバーから送られてきていると判断し正常受信ができます。

※SPFレコードに「www.2222.sakura.ne.jp」など別の値を記載していると④の比較検証時に別のサーバーから送信したメールと判断し受信拒否、もしくは受信者に警告表示を行います。

POINT

Gmailへの送信にて受信拒否されてしまう場合には、送信ドメインDNSにSPFレコードが無い場合や正しく設定されていない場合が考えられますので、ご確認ください。

SPFレコードの確認方法

確認するドメインが指定しているネームサーバー上のDNSをご確認ください。

さくらインターネットをネームサーバーに指定している場合は「ドメインコントロールパネル 」にてご確認できます。
ドメインコントロールパネルについて知りたい

POINT

該当ドメインの指定ネームサーバーやDNSのご確認方法がご不明な場合は、ドメインのゾーン情報をWEB上で確認可能なサービスをWEB検索サイトで「ドメインDNS DIG WEB確認」等のワードで検索しお探しのうえご利用ください。

尚、SPFレコードは種別(タイプ)が「TXT」として設定されているものです。

SPFレコード記述例

※さくらインターネットのドメインコントロールパネル上でのSPFレコード記述例

SPFレコードの設定方法

さくらインターネットのネームサーバー利用の場合

ドメインをサーバーに登録されている状態での対応方法となります。
サーバーへの登録がまだの場合は下記のマニュアルを参照してください
さくらインターネットで取得・管理中のドメインを設定したい

1.DNSレコードの追加・修正をしていない

ドメインをサーバーに登録後、DNSレコードの追加・修正をされていない場合は下記マニュアルを参照してください。
SPFレコードを設定したい

※ コントロールパネルからSPFを設定されますと、お客様で追加、修正されたその他のDNSレコードがリセットされてしまいます。
不安な方は、手動設定を行っていただけますようお願いいたします。

2.DNSレコードの追加・修正をしてる

ドメインをサーバーに登録後、DNSレコードの追加・修正をされている場合は下記マニュアルをご参照ください。
ドメインのゾーン情報を編集したい

設定例

エントリ名 @
タイプ TXT
データ "v=spf1 a:www***.sakura.ne.jp mx ~all"

※「***」部分にはお客様ご利用サーバーのホスト名を入れてください。
ホスト名の確認方法はこちらをご参照ください。

他社ネームサーバー利用の場合

SPFレコードの追加・修正方法につきましては、該当ネームサーバー運営会社様にお尋ねください。
さくらインターネットのサーバーをSPFレコードにご記述する場合は、下記設定例を参考にしてください。

設定例

ドメイン TXT "v=spf1 a:www***.sakura.ne.jp mx ~all"

※「***」部分にはお客様ご利用サーバーのホスト名を入れてください。
ホスト名の確認方法はこちらをご参照ください。

SPFレコードの記述が正しいか確認する方法

レコードの記述内容についてはサポート対象外となります。
下記ページ等で記述方法をご確認ください。
SPF(Sender Policy Framework)

SPFレコードの記述に不安がある場合は、下記のページ等で設定SPFレコードが正しい記述であるかご確認ください。
SPF Record Check | MXTOOLBOX

さくらインターネットのサーバーからGmailへ転送したメールが不達となる場合

さくらインターネットのサーバコントロールパネルにてGmailへと転送設定されている場合も、なりすましメールと判断されてしまい、Gmailへの転送メールが受け取り拒否されてしまうというケースが増加しています。

※尚、この場合エラーメールは転送元のメールアドレスではなく、大元の送信元メールアドレスに送信されます。

詳細および対応方法について詳しくは、Gmailにメールが転送されないをご参照ください。

メーリングリスト送信時にGmailの不達エラーが届く場合

メーリングリストご利用時にも、上記SPFレコードの判定にてなりすましメールと判断され、Gmailへの送信メールが受け取り拒否されてしまうケースが増加しています。

メーリングリストから送信したメールがエラーとなる場合には、エラーメールはメーリングリスト管理者アドレスに送信されます。

対応方法

エラーメールには不達送信先メールアドレスが記載されていますので、まずは送信を実施したメーリングリスト配信メンバーに不達送信先メールアドレスが配信メンバーとして設定されているかご確認ください。

不達となる送信先メールアドレスが配信メンバーの場合

対応方法

メール配信を実施したメーリングリストアドレスのドメインに、SPFレコードが正しく設定されているかご確認ください。

※メーリングリストに投稿したメールアドレス(example.com)ではなく、メーリングリストそのもののドメイン(mail.com)をご確認ください。

SPFレコードが正しく設定されていない場合は、上記の「SPFレコードの設定方法」や「SPFレコードの記述が正しいかご確認する方法」をご参照ください。

不達となる送信先メールアドレスが配信メンバーでない場合

メーリングリスト配信先のメールアドレスからGmailへの転送が行われている可能性がございます。

メールそのものの仕様として、送信元メールアドレスから送信されたメールが送信先メールアドレスに受信され、更に別のメールアドレスに転送を行い転送失敗した場合、転送先に不達であった旨のエラーは大元の送信元メールアドレスに通知されます。
このため、メーリングリスト配信先のメールアドレスからGmailへの転送が失敗した場合でも、エラーメールはメーリングリスト管理者に届く事になります。

対応方法

このような状況の場合は、転送を実行しているサーバー管理者様にお問い合わせください。

「さくらのメールボックス」「さくらのレンタルサーバ」「さくらのマネージドサーバ」をご利用のお客様より、2023年4月頃から「Gmailへのメール送信がエラーとなりエラーメールが送られてくる」というお問い合わせが増加しています。
Gmailでは近年増加傾向にある「なりすましメール」の対策としてセキュリティを強化しており、これが要因でメールの受信拒否となっていると考えられるケースが多い傾向にあります。

送信元メールアドレスに対してSPFレコードを設定する事でセキュリティを通過し受信される例が多いため、お問い合わせの前に本ページの内容をご確認ください。

またGmailへの送信エラーについては、いくつかの原因が考えられますのでそれぞれの解決策をご案内している以下のトラブルシューティングページもご活用ください。

トラブルシューティング・Gmailへのメール送信に失敗する

Gmailが受信拒否した際に発行されるエラーメールの例

Gmailが受信拒否した際に発行されるエラーメールの例

SPFレコード(Sender Policy Framework)とは

インターネット電子メールの送受信において送信者のドメインの偽称を防ぎ、正当性を検証する仕組みの一つです。
SPFレコードは送信元ドメインのDNSにて設定ができ、設定ドメインがメール送信するサーバーを定義する事により、他のサーバーから送信された場合にはなりすましメールと判定する事が出来ます。

実際になりすましメールの判定処理を行うのは受信側メールサーバーとなります。
送信元メールアドレスドメインのSPFレコードと、実際にメール送信を実施したサーバー情報を見比べる事で「なりすましメール」の可能性を確認します。

上図のようにSPFレコードには「www1111.sakura.ne.jp」サーバーからメールを送信すると記載しているため、④SPFレコードの比較・検証で、記述通りのサーバーから送られてきていると判断し正常受信ができます。

※SPFレコードに「www.2222.sakura.ne.jp」など別の値を記載していると④の比較検証時に別のサーバーから送信したメールと判断し受信拒否、もしくは受信者に警告表示を行います。

POINT

Gmailへの送信にて受信拒否されてしまう場合には、送信ドメインDNSにSPFレコードが無い場合や正しく設定されていない場合が考えられますので、ご確認ください。

SPFレコードの確認方法

確認するドメインが指定しているネームサーバー上のDNSをご確認ください。

さくらインターネットをネームサーバーに指定している場合は「ドメインコントロールパネル 」にてご確認できます。
ドメインコントロールパネルについて知りたい

POINT

該当ドメインの指定ネームサーバーやDNSのご確認方法がご不明な場合は、ドメインのゾーン情報をWEB上で確認可能なサービスをWEB検索サイトで「ドメインDNS DIG WEB確認」等のワードで検索しお探しのうえご利用ください。

尚、SPFレコードは種別(タイプ)が「TXT」として設定されているものです。

SPFレコード記述例

※さくらインターネットのドメインコントロールパネル上でのSPFレコード記述例

SPFレコードの設定方法

さくらインターネットのネームサーバー利用の場合

ドメインをサーバーに登録されている状態での対応方法となります。
サーバーへの登録がまだの場合は下記のマニュアルを参照してください
さくらインターネットで取得・管理中のドメインを設定したい

1.DNSレコードの追加・修正をしていない

ドメインをサーバーに登録後、DNSレコードの追加・修正をされていない場合は下記マニュアルを参照してください。
SPFレコードを設定したい

※ コントロールパネルからSPFを設定されますと、お客様で追加、修正されたその他のDNSレコードがリセットされてしまいます。
不安な方は、手動設定を行っていただけますようお願いいたします。

2.DNSレコードの追加・修正をしてる

ドメインをサーバーに登録後、DNSレコードの追加・修正をされている場合は下記マニュアルをご参照ください。
ドメインのゾーン情報を編集したい

設定例

エントリ名 @
タイプ TXT
データ "v=spf1 a:www***.sakura.ne.jp mx ~all"

※「***」部分にはお客様ご利用サーバーのホスト名を入れてください。
ホスト名の確認方法はこちらをご参照ください。

他社ネームサーバー利用の場合

SPFレコードの追加・修正方法につきましては、該当ネームサーバー運営会社様にお尋ねください。
さくらインターネットのサーバーをSPFレコードにご記述する場合は、下記設定例を参考にしてください。

設定例

ドメイン TXT "v=spf1 a:www***.sakura.ne.jp mx ~all"

※「***」部分にはお客様ご利用サーバーのホスト名を入れてください。
ホスト名の確認方法はこちらをご参照ください。

SPFレコードの記述が正しいか確認する方法

レコードの記述内容についてはサポート対象外となります。
下記ページ等で記述方法をご確認ください。
SPF(Sender Policy Framework)

SPFレコードの記述に不安がある場合は、下記のページ等で設定SPFレコードが正しい記述であるかご確認ください。
SPF Record Check | MXTOOLBOX

さくらインターネットのサーバーからGmailへ転送したメールが不達となる場合

さくらインターネットのサーバコントロールパネルにてGmailへと転送設定されている場合も、なりすましメールと判断されてしまい、Gmailへの転送メールが受け取り拒否されてしまうというケースが増加しています。

※尚、この場合エラーメールは転送元のメールアドレスではなく、大元の送信元メールアドレスに送信されます。

詳細および対応方法について詳しくは、Gmailにメールが転送されないをご参照ください。

メーリングリスト送信時にGmailの不達エラーが届く場合

メーリングリストご利用時にも、上記SPFレコードの判定にてなりすましメールと判断され、Gmailへの送信メールが受け取り拒否されてしまうケースが増加しています。

メーリングリストから送信したメールがエラーとなる場合には、エラーメールはメーリングリスト管理者アドレスに送信されます。

対応方法

エラーメールには不達送信先メールアドレスが記載されていますので、まずは送信を実施したメーリングリスト配信メンバーに不達送信先メールアドレスが配信メンバーとして設定されているかご確認ください。

不達となる送信先メールアドレスが配信メンバーの場合

対応方法

メール配信を実施したメーリングリストアドレスのドメインに、SPFレコードが正しく設定されているかご確認ください。

※メーリングリストに投稿したメールアドレス(example.com)ではなく、メーリングリストそのもののドメイン(mail.com)をご確認ください。

SPFレコードが正しく設定されていない場合は、上記の「SPFレコードの設定方法」や「SPFレコードの記述が正しいかご確認する方法」をご参照ください。

不達となる送信先メールアドレスが配信メンバーでない場合

メーリングリスト配信先のメールアドレスからGmailへの転送が行われている可能性がございます。

メールそのものの仕様として、送信元メールアドレスから送信されたメールが送信先メールアドレスに受信され、更に別のメールアドレスに転送を行い転送失敗した場合、転送先に不達であった旨のエラーは大元の送信元メールアドレスに通知されます。
このため、メーリングリスト配信先のメールアドレスからGmailへの転送が失敗した場合でも、エラーメールはメーリングリスト管理者に届く事になります。

対応方法

このような状況の場合は、転送を実行しているサーバー管理者様にお問い合わせください。

お問い合わせ

上記をご確認いただいても問題が
解決しなかった場合、
下記リンク先よりお問い合わせください。

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