このマニュアルでは、「ストレージを除くハードウェア交換の流れ」についてご案内いたします。
さくらの専用サーバPHYにつきましては、こちらをご覧ください。
作業内容
サーバーのハードウェア故障が疑われる場合は、サーバーに搭載されている
ストレージ(ハードディスク・SSD・ioDrive/Intel910などPCI-e ストレージ)を除く
ハードウェアの交換を実施いたします。
交換には、ご利用中のサーバーと同一スペックの正常なサーバーを使用します。
ストレージを除くハードウェア交換作業は、以下の手順で行います。
1ご利用中のサーバーを停止・ラックからアンマウント。
2搭載されているストレージを正常な機器に移設
3ラックにマウント・再配線
4ハードウェアアドレスの修正
5再起動し動作確認
6お客様へ完了のご連絡
なお、作業は無償にて実施いたします。
交換に使用する機材は動作確認済み(※)の機材を使用します。
※ 弊社では機材の動作確認を下記の項目で実施しております。
1BIOS/POST画面でメモリの正常な認識の確認
2POST時やサーバー本体のLEDにてエラーが無いことを確認
3BIOS, IPMIなど、各ファームウェアが弊社で提供中のバージョンと一致するか確認
作業時間
交換作業開始から60分~90分
注意事項
- サーバーをシャットダウンしての作業となり、
作業中はサーバーのすべての機能がご利用いただけません。 - 作業時間はハードウェア交換作業の着手から60-90分程度を予定しております。
何らかの理由で作業が長引きます場合には、改めてご連絡いたします。 - サーバーの停止にあたり、ソフトウェアなどに別途特殊な終了処理が必要な場合は
お客様にて事前に停止していただきますようお願いいたします。 - ハードウェアの交換に伴うMACアドレス(ハードウェアアドレス)の変更が発生いたします。
お客様サーバーへログインし、設定ファイルの更新を行わせていただく場合がありますため、
あらかじめご了承ください - サーバーOSにXenServer、vSphere ESXiをご利用の場合、
またはWindows Serverにて弊社管理用アカウントを消されている場合、
設定ファイル更新のため管理用ユーザ名とパスワードが必要となります。
管理用のユーザ名とパスワードを記載のうえご依頼ください。 - ハードウェア交換後のサーバー筐体はハードウェアクロックをUTCで設定しております。
Windows ServerなどUTCではなくJSTを利用するOSでは作業後にOS上で時刻のずれが
発生いたしますので、あらかじめご了承ください。 - 故障箇所を特定し、詳細な原因をご説明することは致しかねます。
あらかじめご了承ください。