本サポートサイトでは、「 php.ini 」の内容を変更する方法について紹介しています。
ただし、設定内容の変更による不具合や修正等はサポート対象外です。
php.iniとは?
php.iniは、PHPの設定を行うファイルです。さくらのレンタルサーバでは「php.ini」の内容を任意に変更することができます。
※一部管理者権限が必要な項目は設定できない場合があります。
前提条件
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PHPバージョン
推奨:PHP 8.2以降のバージョン※PHPバージョンの変更により古いアプリケーションが動作しなくなる可能性がありますのでご注意ください。
バージョンの変更は以下の手順からお願いいたします。
PHPのバージョンを変更したい - OSやPHPのバージョンに依存するアプリケーションをご利用のお客様は提供元のサポートページ等をご確認ください。
- お客様の契約時期によって標準設定されているPHPバージョンが異なります。
- PHP8.2は、OSがFreeBSD11.1以上のサーバーに対応しております。
ご利用上の注意
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お客様が設置・設定したオリジナルのプログラム(php.ini含む)の作成や不具合の修正、調査などは、サポート対象外です。
動作に継続的な問題が発生する場合は、プログラム作成者様にご相談ください。
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他社のサーバー環境では問題なく動作していたプログラムであっても、弊社環境ではエラーが発生する場合がありますので、ご注意ください。
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さくらのレンタルサーバは共有サーバーのため、サーバー全体のphp.iniを直接編集することはできません。
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操作手順にあるコントロールパネルの「php.ini」の設定は、あくまで/www配下の設定であり、共有サーバー全体に影響することはありません。
設定方法
1「サーバーコントロールパネル」にログインします。
ログイン方法は下記を参照ください。
サーバーコントロールパネルにログインしたい
注意事項
「メールアドレス / パスワード」でログインした場合は、メール設定しかコントロールパネルに表示されませんので、必ず「初期ドメインまたは追加されたドメイン / パスワード」でログインをお願いいたします。
コントロールパネルにドメインなどの設定項目が表示されない2『スクリプト設定』から、『php.ini設定』を開きます。

3赤枠のフォームに設定内容を書き込み、『保存する』をクリックします。

注意事項
- PHP8以降のバージョンをご利用いただくことで、弊社規定の設定に加えて、記載の設定が反映されます。
- PHP8より前のバージョンをご利用の場合、規定の設定を無視して、記載の設定のみ反映されますのでご注意ください。
「php.ini」設定例
「php.ini」の設定方法について、コマンドの記述例を記載しております。 「php.ini」の設定は多岐に渡りますので、その他の設定につきましては、PHPの公式マニュアルをご参照ください。
記述例
memory limit/post size/upload sizeを拡張する場合(※MB(メガバイト)ではなく、必ずM(メガ)で記述してください。)
※上記数値は一例ですので、お客様のご利用状況に応じて設定をお願いいたします。
※設定値の関係は、memory_limit ≧ post_max_size ≧ upload_max_filesize となるように設定してください。
※G(ギガ)単位での設定は推奨しておりません。さくらのレンタルサーバは共有サーバーであり、設定する値が大きいと不具合の原因となる恐れがあります。
display_errorsを無効にする場合
display_errorsを有効にする場合
※ファイルのパスやシステム内部の情報が表示される可能性があるため、セキュリティ上の観点から、デバッグ時を除き本機能を有効にしないことを強く推奨いたします。