このマニュアルでは、メーリングリストの利用における注意事項についてご案内しています。
メーリングリスト名として利用できる文字列
メーリングリスト名として利用できる文字は以下となります。
英字 | abcdefghijklmnopqrstuvwxyz |
---|---|
数字 | 0123456789 |
記号 | -(ハイフン) _(アンダースコア) |
※先頭に記号を指定することはできません。
パスワードとして使える文字は、以下のページをご確認ください。
パスワードの設定で利用できる文字列
返信先メールアドレスについて
メーリングリストから送信されるメールについては、返信先メールアドレス(Reply-To)がメーリングリスト名となります。
リストメンバがメーリングリストへ投稿する際に返信先(Reply-To)を指定しておけば、メーリングリストは Reply-To を変更しません。
登録するリストメンバについて
メーリングリストから配信されるメールの差出人(From)は送信者のアドレスとなります。
差出人(From)と送信先(To)が同じメールアドレスだと、迷惑メールとして認識してしまうメールサーバーもあるため、ご注意ください。
メーリングリストにおける「Re:」という文字列の扱いについて
メールの返信時において、タイトル(Subject)によく付いている「Re:」という文字列は、ご使用のメールソフトによって挙動が異なります。
「Re:」という文字列を返信のたびに付け加えるメールソフトもあれば、逆に「Re:」という文字列が先頭にひとつ以上存在する場合、新たに「Re:」という文字をつけずに返信するメールソフトもあります。
「さくらのレンタルサーバ」のメーリングリスト機能において、「Re:」という文字列が行頭に複数個ある場合、メーリングリストマネージャーは「Re:」を削除します。
例としては、下記のようなタイトル(Subject)をメーリングリストへ投稿する場合、
Re: [test:1] Re: △△について |
---|
メーリングリストマネージャーは先頭にある「Re:」という文字列を取り除き、 リストメンバが受信するメールのタイトル(Subject)は以下のような表記となります。
[test:1] Re: △△について |
---|
メーリングリストにおける通し番号の削除ルールについて
通し番号の削除については、メーリングリスト名と表示形式が一緒であれば、 その箇所のみ取り除きます。
もし、下記のようなタイトル(Subject)がつくメールに返信を行った場合、
[test:20] Re: @@について [test:18] Re: △△について |
---|
メーリングリストマネージャーは2つ目以降の通し番号を取り除き、リストメンバが受信するメールのタイトル(Subject)は以下のような表記となります。
[test:21] Re: @@について Re: △△について |
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個別ドメイン受信設定しているドメインについて
「受信するかどうかを個別に設定する」を選択しているドメインは、メーリングリストで使用することはできません。
メーリングリストで利用する場合、ドメイン設定では「このドメイン宛のメールは全てユーザに受信させる」としてください。
※ 「 すべてのユーザに受信させる 」設定を行ったドメインは、メーリングリストの詳細設定で、利用するドメインを選択することができます。
※ 「受信するかどうかを個別に設定する」設定を行っているドメインでメーリングリストをご利用の場合、独自ドメインにサブドメイン(例:「ml.example.com」)を追加し、追加したサブドメインにてメーリングリストを運用してください。
DKIM/DMARCへの対応
メーリングリストでの署名について、転送はFromを書き換えないため、DKIM/DMARCは非対応です。
カスタマイズを実施した場合のサポートについて
メーリングリストは、「fml 」というシステムで運営されています。
「 fml 」は、「/home/アカウント名/fml 」内のデータを編集することで、カスタマイズすることができます。
カスタマイズされる場合には、以下にご注意ください。
- カスタマイズの方法・不具合についてはサポート対象外です。
カスタマイズによる不具合などによる損害が起きた場合でも、弊社では一切責任は負いません。 - カスタマイズの不具合によっては、サーバーの初期化が必要となる場合があります。
十分に注意して、実施してください。 - 一部のプランではFTPやシェルコマンドを用いて設定ファイルを直接編集することが可能ですが、設定の反映にはサーバーコントロールパネルもしくはメーリングリストマネージャを経由する操作が必要です。