メーリングリストの仕様について説明をします。
メーリングリストの特徴
「メーリングリスト」というものについては特別な取り決めというものがありません。
普段私たちが利用しているメールを使い、同じ内容を複数の相手に対して送信する行為を指します。
複数人に渡る特定の誰かと連絡をとりあいたい場合、以下の2とおりの方法を用いて実現可能です。
通常のメール送信
メーリングリストを利用せず、複数の人に対してメールを送信する場合、通常はその相手の数だけメールアドレスを指定します。
メーリングリストを利用したメール送信
メーリングリストの場合、窓口となるメールアドレス宛へ送信するだけで、その後はメーリングリストマネージャが複数の相手に対して送信を代行します。
メーリングリストを利用することによるメリット
メーリングリストを利用しなくても、複数の人に対してメールを送信することは可能ですが、メーリングリスト機能をつかえば、 以下のようなメリットがあります。
- 送信先メールアドレスは原則ひとつだけで済む
メーリングリストのメンバは参加者全員のメールアドレスを知っておく必要がなく、メーリングリスト用のメールアドレスに対してメールを送信すれば、あとはメーリングリストマネージャが代行します。 - 後から参加したメンバでも過去のやりとり(履歴)を任意に参照できる(要設定)
「さくらのレンタルサーバ」スタンダードプラン以上や「さくらのマネージドサーバ」であれば、過去のやり取りをHTML化することで、ウェブブラウザから参照できるようになります。 - リストメンバを伏せることができる(要設定)
連絡網ではなく、広報用として利用したい場合、リストメンバのアドレスを第三者へ不用意に知らせる必要がなくなります。 - メールの容量制限が可能
メーリングリストへ投稿できるメール容量を制限することにより、円滑な運営が可能となります。
どんなときにメーリングリストを使うのが好ましいのか
好ましい例
メーリングリストは応用次第で色々な使い方をできますが、さくらインターネットでは以下のような使い方を想定しています。
- 200人未満の仲間内(サークルなど)における連絡用
定期的に連絡を取り合う人が多数いる場合、メーリングリストの利用は有効です。
※ 投稿権限を持つメンバーの数、投稿回数などによって、利用するために適正な人数は変動します。
不向きである例
- 携帯電話へのメール送信
一度に大量のメール送信を行うと、送信先メールサーバーが迷惑メールとして認識してしまい、返送されてくる恐れがあります。