WordPressのSSL化プラグインの使い方
さくらのレンタルサーバ、さくらのマネージドサーバ上で稼働するWordPress(ワードプレス)にて、
常時SSLを有効にするプラグインを利用する方法について記載しています。
前提条件・設定例
前提条件
- さくらのレンタルサーバ、さくらのマネージドサーバ上で稼働するWordPressでのみ動作し、
さくらのVPS、さくらのクラウドや他社レンタルサーバでの動作はいたしません。 - 独自ドメインでご利用される場合は、
プラグインインストールの前にSSLサーバ証明書の導入を完了してください。 - 共有SSL(初期ドメインのSSL)を利用される場合はそのまま利用可能です。
- 本プラグインはPHPバージョン5.6、7.0以上でのみ動作します。
- ※PHPバージョンはサーバコントロールパネルのPHPのバージョン選択から
変更可能ですが、既存プログラムが動作しなくなる可能性があります。
注意して作業してください。
- ※PHPバージョンはサーバコントロールパネルのPHPのバージョン選択から
- バージョンアップ履歴 (2018年12月15日時点)
バージョン1.4:レンタルサーバの仕様変更に合わせて書き込む.htaccessを変更しました。今後はSNI SSLと独自SSLで設定を変更する必要はありません。
常時SSL化プラグインの利用について
このプラグインをインストールして有効化し、常時SSLを有効にすることで、
面倒な.htaccessの編集や過去の投稿コンテンツの置換を全て自動で行うことができます。
独自ドメインで利用する場合は、必ず事前にSSLサーバ証明書をインストールしてから利用を開始してください。
さくらインターネットでは多様なSSLサーバ証明書のラインアップをご用意しております。
短時間で導入ができるドメイン認証型(DV)「Let’s Encrypt」(無償)と「JPRS ドメイン認証型」(有償) を、サーバコントロールパネルから簡単に申し込み・インストールできます。
また、サイト運営者の実在性を証明する企業認証型(OV/EV)を、お客様にて独自SSLとしてインストールすることも可能です。
設定手順
プラグインのインストール
プラグインをインストールします。
クイックインストールでWordPressをインストールしている場合は、「インストール済みプラグイン」の中に有効化されていない状態で設定されています。
※インストール済みプラグインの中に『SAKURA RS WP SSL』のプラグインが無い場合に、以下の手順に添ってインストールを行ってください。
WordPressの管理画面へログインします。
「プラグイン」-「新規追加」を選択し、
キーワード検索に「さくらのレンタルサーバ 簡単SSL化プラグイン 」と入力します。
『有効化』のボタンをクリックし、プラグインを有効化します。この時点ではサイトのSSL化は行われません。
「設定」-「SAKURA RS WP SSL」を選択し、プラグイン画面を開いてください。
SSL化の設定を開始します。
必ずチェック内容を確認し、チェックボックスを選択してから先に進んでください。
1.SSL証明書の設定確認
SSL設定が完了しているかどうかの確認です。
2.SSLでのアクセスを確認
実際にhttpsのURLでサイトの管理画面、サイトにアクセスするかどうかを必ず確認してください。
- ※ アクセスしてもエラーが出る場合、エラー内容によっていくつか原因が考えられますので、
さくらのレンタルサーバ 常時SSL化プラグイン トラブルシューティングをご確認ください。
SSL化の実行
httpsのURLでサイトが無事にできたらSSL化を実行することができます。
このプラグインでは、以下の処理が実行されます。
-
サイトURL設定の変更
サイト内リンクのリンク先が、http://~からhttps://~に変更されます。 -
過去の投稿のURL書き換え
SSL化前に投稿した画像ファイルなどのURLがhttps://~に変更されます。 -
サイトURLのリダイレクト
http://~でのアクセスを、https://~にリダイレクトします。
- ※ 過去の投稿の内容自体は書き換わりませんが、表示する際に書き換えが行われます。
投稿自体の書き換えを行いたい場合はSerch Regexなどのコンテンツ置換プラグインをご利用ください。 - ※ サイトURL設定や投稿URLの書き換えはプラグインが有効な状態で機能します。
プラグインを停止したり削除すると元に戻りますのでご注意ください。
うまくいかない場合
SSL化が上手く行かなかった場合は、さくらのレンタルサーバ 常時SSL化プラグイン トラブルシューティングをご確認ください。
ブラウザによっては、リダイレクト情報もキャッシュしてしまい上手く動いていないようにみえる場合があります。
最終確認は、キャッシュを全削除した別のブラウザで行うことをおすすめします。