このページでは、FreeBSDのアップデートに伴い、変更となる内容について掲載しております。
FreeBSDのアップデートメンテナンスについて
全サーバーのメンテナンスの作業実施予定日は、2022年5月31日現在未定となっております。
実施予定が決まったサーバーから下記実施予定日の表を更新し、該当のお客様にはメールでご連絡いたします。
実施予定日
サーバーメンテナンスの作業実施予定日です。ご自身のサーバー番号の確認方法は以下のページをご確認ください。
サーバー情報を確認したい
日程 | メンテナンス対象のサーバー番号 | 対応状況 |
---|---|---|
2022年6月28日 AM2:00 - AM8:00 | www3001.sakura.ne.jp ~ www3100.sakura.ne.jp | 完了 |
2022年7月12日 AM2:00 - AM8:00 | www3101.sakura.ne.jp ~ www3200.sakura.ne.jp | 未対応 |
※残りの作業について実施予定日が決まり次第、こちらの表を追加更新いたします。
実施内容
ハードウェアの移行
2022年2月16日から提供開始した新サーバーの環境へ移行します。
ハードウェアの刷新、OS等のアップデートに伴いウェブページの表示速度の向上やディスク容量が拡張されます。
新サーバーの詳細を見る
OSのバージョンアップ
変更内容
- サーバーのOSである「FreeBSD」のバージョンを9.x系から13.x系へ変更します。
実施に伴う影響(Webサイト)
- サーバー内の設定は極力お客様のプログラムに影響の無いようにチューニングしておりますので、
大部分のお客様は、PHPやPerlのプログラムは変わりなく動作いたします。 しかしながら、お客様で以下のような特殊な設定をしている場合、OSバージョンアップの影響を受ける可能性がございます。
・PHPやPythonなどのプログラムを、ユーザ領域でビルド(コンパイル)して利用している場合
・その他のプログラムを、ユーザ領域でビルド(コンパイル)して利用している場
【対処方法】基本的にサーバー側で提供しているPHPやPythonなどをご利用ください。
- Webサイトの表示速度改善の観点からPHP 7系、8系のCGIモードを利用している場合、モジュールモードへの変更を行います。
※対象プラン:さくらのレンタルサーバ スタンダード、プレミアム、ビジネス、ビジネスプロ
- お客様で作成したプログラムの場合は、OSアップデート変更後、改めてビルド(コンパイル)していいただく必要がございます。 ※お客様のプログラムに関しては、サポート対象外となっております。あらかじめご了承ください。
- 弊社にて事前の検証は行っておりますが、お客様が独自に作成されたプログラム以外のアプリケーションをご利用の場合でも、 メンテナンスによる影響が出る可能性もございますので、お客様による動作確認の実施をお願いいたします。
- 「a-blog cms」「bingo!CMS」等で利用されている「ionCubeLoader」では 利用するサーバーのOSやPHPのバージョンにあったプログラムが用意されており、OSやPHPのバージョン情報を 「php.ini」に記述し指定しています。 OSやPHPのバージョンアップが行われることで、先にインストールされたプログラムとバージョンが 不一致となり「a-blog cms」「bingo!CMS」等のアプリケーションが正常に動作しなくなることを 確認しておりますためOSやPHPのバージョンに依存するアプリケーションをご利用のお客様は 提供元のサポートページ等をご確認ください。
- 【.htaccessの記述について】
ご利用のサーバー内に設置の.htaccessに「SetEnvIf REDIRECT_HTTPS (.*) HTTPS=$1」の記述がある場合、 OSのバージョンアップ以降にページが表示されなくなる不具合が発生いたします。 このため、.htaccessにこの記述があった場合、メンテナンス時に記述のある行のみコメントアウトいたします。 以前の環境では必要な記述でしたが、現在は不要な記述となりますので、事前にお客様側で修正いただくことも可能です。 - 【X_SAKURA_FORWARDED_FOR の環境変数の利用について】
X_SAKURA_FORWARDED_FOR の環境変数を利用されていると、 本件のOSのバージョンアップ以降にページが表示されなくなる不具合が発生する場合があります。 X_SAKURA_FORWARDED_FOR を利用せずにHTTPSを利用いただくようお願いいたします。
注意事項
X_SAKURA_FORWARDED_FOR の環境変数の利用はサポート対象外ですのでご注意ください。
追加機能
「Python3.8.x」の提供
Python3.8.x の提供を開始します。
※旧仕様の一部サーバーは、2.7.x です。
※メンテナンス前後での切り替わりを懸念される場合は事前に指定の変更をお願いいたします。
- メンテナンス前のパス
Python 2.7.x | /usr/local/bin/python |
Python 2.7.x | /usr/local/bin/python2 |
- メンテナンス後のパス
Python 3.8.x | /usr/local/bin/python |
Python 2.7.x | /usr/local/bin/python2 |
廃止機能
「APOP(受信)認証」と「POP before SMTP認証」を廃止
- APOPとは?
APOPとは、Authenticated Post Office Protocolの略であり、メールをサーバーから取得する際のプロトコル(通信における取り決め)のことです。 APOP認証についてはセキュリティー上の弱点(脆弱性)が発見されており、APOP認証を利用していても、通信を盗聴された場合にパスワードが漏洩する可能性があります。
- POP before SMTPとは?
メール送信の前に受信操作(POP/IMAP認証)を行うことで、受信操作を行ったIPアドレスからのメール送信を一定時間許可する認証方法です。
廃止に伴う影響(メール)
【APOP/POP before SMTP】を利用したメールの送受信はご利用できなくなりますので以下のページを参考に、対象のメールソフトやメールソフトの設定をご確認の上、サーバー情報等の確認・変更をお願いいたします。
APOP・POP before SMTP対応ソフト一覧
「APOP」メール設定の確認・変更
「POP before SMTP」メール設定の確認・変更
エディタ「elvis」「jvim」を廃止
メンテナンス後は、FreeBSD11で提供終了となったコンソールエディタ「elvis」「jvim」をご利用いただけません。 あらかじめご了承ください。
※ WindowsやMacのテキストエディタとは異なるツールとなります