本ページでは、弊社から不正ファイル設置に伴う連絡を受けたお客様へ、現在の状況やWEBサイトの復旧方法をご案内いたします。
注意事項
本ページの対象はwwwフォルダのパーミッション変更を受けたお客様が対象となります。
コンタクトフォームのパーミッション変更、メールパスワードの強制変更の連絡を受けたお客様はメールに記載の内容をご確認頂き、ご不明な点はカスタマーセンターへお問い合わせください。
現在の状況
弊社では、お客様のサーバーの稼働状況について24時間体制で監視を行っております。
お客様にてご利用頂いておりますサーバーに、悪意のある第三者の影響による異常な高負荷を検知した際、以下の対応を行っております。
- ファイル所有者を特定
- 該当ファイルを含むお客様のファイルのパーミッション変更(公開禁止処置)
- 該当のお客様へご連絡
以下の件名で弊社よりメールを受信された場合、メール内容に従いお客様にてご対応が必要となりますので、手順をご案内致します。
【重要】サーバ上に設置されているファイルについて |
【重要】 ご利用サービス上の不審なウェブサイトについて |
不正ファイルに対して日頃の対策などは、下記のページでご紹介しています。
「不正アクセス予防」と「不正アクセス ・ウイルス感染時の対応」をしたい
対応方法
WEBサイトを公開状態に復旧するには、以下の作業が必要となります。
- wwwフォルダ内のリセット
- コンテンツの再設置
- パーミッションの変更
注意事項
サーバー内のフォルダ(wwwフォルダ内)はすべて削除頂く必要がございます。
これは、不正ファイルの設置に、「バックドア」という秘密の抜け道のような侵入経路が設けられるため、お客様で作成した覚えがないファイルや記述(ファイルの中身)を削除するだけでは問題が解決しません。
コンテンツを対策せずに再利用された場合、再び被害に遭う可能性が極めて高いことから削除が必要です。
同様の被害が繰り返し確認されたお客様につきましては、不本意ながらサービスの一時停止などより強力な措置を講じる事もございますので、ご協力をお願いいたします。
FTP/SSHで対象サーバーにログイン
サーバー内のデータを操作するには、FTPもしくはSSHでの操作が必要になります。
FTPを利用する場合
FTP接続ソフトを利用する場合の設定は以下の通りです。
項目名 | 設定値 | 例 |
---|---|---|
FTPサーバー名 | 初期ドメイン もしくは 独自ドメイン名 |
example.sakura.ne.jp example.com |
FTPアカウント | 初期ドメインのサブドメイン部分 | example |
FTP初期フォルダ | /home/アカウント名 ※ 通常時の設定 |
/home/example |
パスワード | サーバーパスワード | サーバーパスワード |
上記以外の設定項目は、通常時にログインいただく場合と同様です。
詳しくは以下のマニュアルをご確認ください。
FTPソフト:Windows
FTPソフト:Mac
SSHを利用する場合
SSHを利用する場合の設定は以下の通りです。
項目名 | 設定値 | 例 |
---|---|---|
ホスト | 初期ドメイン | example.sakura.ne.jp |
アカウント | 初期ドメインのサブドメイン部分 | example |
パスワード | サーバーパスワード | サーバーパスワード |
SSHはスタンダードプラン以上で利用可能です。
詳しくは以下のマニュアルをご確認ください。
SSHを利用したい
wwwフォルダのパーミッション変更
FTP/SSHで対象サーバーにログインできましたら、wwwフォルダのパーミッションを変更します。
FTP接続の場合、wwwフォルダを右クリックし、「パーミッション」または「属性変更」などをクリックします。
変更後の属性は以下の通りです。
オーナー | グループ | その他 | |
---|---|---|---|
読み込み | ☑ | ☑ | ☑ |
書き込み | ☑ | ||
実行 | ☑ | ☑ | ☑ |
SSHを利用されている場合、以下のコマンドでパーミッション変更を行います。
chmod 755 ~/www
wwwフォルダ内の初期化
パーミッション変更後、wwwフォルダにアクセス出来るようになります。
wwwフォルダに移動し、配下のファイルをすべて消去し、wwwフォルダを初期化してください。
※必要に応じて、削除前にバックアップを取得してください。
※データの削除後は、削除されたデータの復旧が出来ませんのでご注意ください。
コンテンツのアップロード
新しいコンテンツを、wwwフォルダ配下にアップロードします。
アップロード後、ウェブサイトの表示が確認出来れば対応完了です。
※必要に応じ、サーバーパスワードの変更やお使いのPCのウイルススキャンなどをあわせて実施してください。
※新しいコンテンツにCMSを利用される際は、CMSやプラグイン、テーマなどのバージョン管理を行い、脆弱性対策を行ってください。