さくらのレンタルサーバ、さくらのマネージドサーバでは、自由にCGI・SSIを利用していただくことができます。 実際に設置する前に、「ご利用上の注意・制限事項」をお読みください。
注意事項
- 不正アクセス予防の観点からサーバーへの接続に用いるソフトウェアは、配布元が提供する最新安定版であることをご確認ください。
不正アクセス予防の重要性 - さくらインターネットではお客様が設置したオリジナルのCGI・PHPプログラムの作成や不具合の修正、調査など一切行うことができません。不都合を感じられた時やおかしな動作を頻繁に起こす場合は、CGIプログラム作成者様にご相談ください。
ご利用上の注意・制限事項
さくらのレンタルサーバは、共用サーバーサービスです。複数のユーザとサーバー資源を共有しています。 また回線については、さくらのレンタルサーバおよびさくらのマネージドサーバにおいて共用しているため、 他のユーザに迷惑がかからないよう、充分なデバッグを行った上で運用を開始してください。
- 「迷惑メール」と判断されるメールの一斉送信
他の方から迷惑メールの苦情が到着した場合、ご利用を控えていただくことがあります。 - daemonとしてサーバーに常駐するプログラムの実行
発見した場合、予告無くプロセスを強制終了する場合があります。 - 他者への不正行為を目的したプログラムの実行、他人への迷惑行為
あまりに悪質な場合、即座にアカウントを抹消することがあります。 - その他、サーバーに高い負荷をかけている原因となるプログラムの実行や回線、サーバーの共有リソースを占有するようなプログラムの実行など許容範囲以上のサーバー資源を利用することはご遠慮ください。
発見した場合、予告無くプロセスを強制終了する場合があります。 - その他、弊社約款・規約に違反する行為
弊社の約款については、こちらをご確認ください。
違反行為を発見した場合、予告無く以下の措置をとる場合があります
- 実行プロセスの強制終了
- CGIプログラムの利用制限や利用権限の停止、剥奪
- サービスアカウントの停止
- (今後の)サービスお申込みの拒絶
同じ資源を利用してる方同士が気持ちよく快適にサービスを運用できるよう、お互い配慮して利用しましょう。 ご協力お願いいたします。CGI・PHPに関するよくある質問については以下をご参照ください。
CGI・PHPの設置に関わるサーバー情報一覧
サーバー上でプログラムを動作させるために必要となる情報です。 提供サーバーやサーバーアプリケーションの仕様は「サーバーの仕様」をご覧ください。
1.1. ファイル、ディレクトリの設定
CGIの拡張子 | .cgi |
---|---|
PHPの拡張子 | .php (※) |
プログラムを設置するディレクトリ(フォルダ) | ドキュメントルート(/home/アカウント名/www/)以下であれば不問 |
ファイルパーミッション | 755 または 705 のいずれか |
ディレクトリパーミッション | 755 または 705 のいずれか |
cgi-binディレクトリ | 不要 |
.htaccessの設定 | 不要 |
推奨するファイルロック関数 | flock |
※ PHPをご利用の場合ファイルの拡張子を 「 .php 」 とする必要があります。 また、拡張子を 「 .php 」 としたファイルは、 「 html 」 として動作させることはできません。 PHPを使用したコンテンツを運営される際は 「 .html 」 ではなく 「 .php 」 にて設置してください。
1.2. プログラムのコマンドパス
perl | /usr/bin/perl |
---|---|
ruby | /usr/local/bin/ruby |
php | /usr/local/bin/php |
Python | /usr/local/bin/python |
sh | /bin/sh |
csh | /bin/csh |
sendmail | /usr/sbin/sendmail |
gcc | /usr/bin/gcc |
gzip | /usr/bin/gzip |
zip | /usr/local/bin/zip |
unzip | /usr/local/bin/unzip |
convert | /usr/local/bin/convert |
nkf | /usr/local/bin/nkf |
uuencode | /usr/bin/uuencode |
uudecode | /usr/bin/uudecode |
procmail | /usr/local/bin/procmail |
SSI ご利用の手引き
2.1. 基本設定
ファイルの拡張子 | .shtml .shtm |
---|---|
.htaccess | Apache2.2形式で記述する場合は SSILegacyExprParser on を記述してください。 |
注意事項・制限事項
- SSIから呼び出されるプログラムについては、プログラム配布元が公開している仕様ににしたがって設定してください。
- 設置にかかわる具体的な方法(ファイルの転送、設定項目など)や、デバッグ、プログラムの改変・改造はサポートいたしかねます。配布元または作成者にご相談ください。
- プログラム中の各パラメータに関するご質問にはお答えできません。配布元または作成者にご相談ください。
- SSIから各種プログラムを呼び出す際の注意事項、および制限事項は「ご利用上の注意・制限事項」に準じます。
SSIの一例
SSIの使用したほんの一例です。詳しいパラメータや利用法に付いては、ウェブサーバーやWebサイトの専門書籍を参照してください。
書式 | <!--#str1 str2="str3"--> |
---|---|
記入例 | <!--#flastmod file="ssi.shtml"--> |
この例の場合、「ssi.shtml」の最終更新日時を表示します。
str1 | str2 | str3 | 備考 |
---|---|---|---|
echo | var | 環境変数 | "str3"を表示する |
include | file | ファイルまでの相対パス | "str3" をインクルードする |
virtual | ファイルまでの絶対パス(※1) | ||
exec | cgi | ファイル名(相対パス) | "str3" の結果を表示。 ただし同ディレクトリ内にあるファイルに限る |
cmd | |||
config | timefmt | 日時表示形式 | 表示フォーマットをカスタマイズする |
sizefmt | サイズ表示形式 | ||
flastmod | file | ファイル名(相対パス) | "str3"の最終更新日を表示 |
virtual | |||
fsize | file | ファイル名(相対パス) | "str3"のサイズを表示 |
virtual |
(※1)絶対パス:ドキュメントルートからのパスを記載します。
例)http://example.sakura.ne.jp/dir/filename.shtml
レンタルサーバー内のパス | /home/example/www/dir/filename.shtml |
---|---|
絶対パス | /dir/filename.shtml |
include virtual文 | <!--#include virtual="/dir/filename.shtml"--> |
絶対パスは、さくらのレンタルサーバの場合は、wwwフォルダをドキュメントルートとして指定します。