公開日:2022年2月9日
2022年2月頃から、弊社サーバーサービスにてWindowsServerOSプランをご利用中のお客様より、リモートデスクトップ接続実行時に「内部エラー」というエラーメッセージが表示され、「リモートデスクトップ接続が繋がりにくい」というお問い合わせが複数寄せられております。
本件に関して弊社設備側の稼働状況確認を実施しましたが、関連する可能性のある障害や故障などの発生はございません。
関連するサービス
- さくらのVPS for WindowsServer
- さくらのクラウド ※1
- さくらの専用サーバ/専用サーバPHY ※1
※1:WindowsServerOSが稼働中のサーバ―が対象となります。
原因に関して
リモートデスクトップ接続時のエラーに関しては、様々な要因・可能性がございます。
- サーバー側の設定
- クライアント側の設定
- サーバー側/クライアント側のWindowsUpdate適用状況
- サーバーに対して多数のリモートデスクトップ接続が試みられ、サーバー側での処理が停滞しエラーが発生している。
改善方法に関して
前述のとおり、複数の要因がございますので、対応方法についても多岐にわたります。
お客様クライアント側環境やご契約中のサーバー内部については弊社側では把握する術がございませんのでお客様にて調査や切り分けを実施いただく必要がございます。
参考情報として、対応例を一部ご紹介いたします。
問題解決の一助となれば幸いでございます。
- ご契約中のサーバーやクライアント側での接続設定に問題が無い場合、サーバーの再起動によって症状が改善するかご確認ください。
- Microsoft社からWindowsUpdateに関する不具合情報が公開されていないかご確認ください。
- コントロールパネル内のコンソールよりサーバー内へログインし稼働状況やサーバーに対するアクセス状況をご確認ください。
例えば、「サーバーのイベントログ上に意図しないログイン履歴が複数見受けられる」という場合には、第三者が不正なアクセスを試みている可能性がございます。セキュリティ対応にも繋がりますので、リモートデスクトップ接続用ポートを初期の値から変更することをご検討ください。
【ご注意ください】
- リモートデスクトップ接続用ポートの変更はWindowsOS側でレジストリの操作やご利用中のファイアウォール設定を変更する必要がございます。
- サーバー内部・OSに関する設定については弊社ではサポートを承っておりません。関連情報の収集やご対応はお客様のご判断で実施いただきますようお願いいたします。
参考情報として、Microsoft社が公開している変更手順ドキュメントのリンクを記載いたします。
Microsoft社ドキュメント
※リモートデスクトップ接続用ポート番号(初期値)は[3389]です。