以下お知らせのとおり、脆弱性情報が発表されました。
「さくらの専用サーバ」エンタープライズシリーズの以下モデルにおきましては、本脆弱性の対策として、サーバー機器(BIOS)とOSの対応を両方行う必要がございます。
本ページでは、サーバー機器(BIOS)ファームウェアアップデートの操作方法についてご説明します。
【重要】MeltdownおよびSpectre(CPUの脆弱性)による弊社サービスへの影響について
OSの対応については、お客様にてご対応いただく必要がございます。
詳細は、以下ページをご確認ください。
「専用サーバ」および「ハウジング」サービスにおけるMeltdownおよびSpectreへの対応について
対象サーバーモデル
- さくらの専用サーバ エンタープライズシリーズ Fujitsu RX2530 M2 Xeon 10Core 1CPU / 2CPU
- さくらの専用サーバ エンタープライズシリーズ Fujitsu RX2530 M2 Xeon 14Core 2CPU
対象OS
- CentOS
- Red Hat Enterprise Linux
- Microsoft Windows Server
対象ファームウェアバージョン
- V5.0.0.11 R1.18.0 より前のバージョン
※V5.0.0.11 R1.18.0 以降のファームウェアは、脆弱性対策済みです。
ファームウェアアップデート
- 本事象はOSごとに対処方法が異なります。以下をご確認ください。
- アップデートの実行にあたり、お客様にてサーバーを再起動いただく必要があります。
CentOS および Red Hat Enterprise Linuxの場合
バージョンの確認1コマンドラインにて、次のコマンドを実行します。# dmidecode -t bios 2V5.0.0.11 R1.18.0 より前のバージョンであることを確認します。(赤字部分を確認)
# dmidecode 2.12
SMBIOS 3.0 present.
# SMBIOS implementations newer than version 2.8 are not
# fully supported by this version of dmidecode.
Handle 0x0000, DMI type 0, 24 bytes
BIOS Information
Vendor: FUJITSU // American Megatrends Inc.
Version: V5.0.0.11 R1.17.0 for D3279-B1x ←こちらの箇所をご確認ください。
Release Date: 10/27/2017
Address: 0xF0000
Runtime Size: 64 kB
ROM Size: 16384 kB
Characteristics:
PCI is supported
BIOS is upgradeable
BIOS shadowing is allowed
Boot from CD is supported
Selectable boot is supported
EDD is supported
Print screen service is supported (int 5h)
8042 keyboard services are supported (int 9h)
Serial services are supported (int 14h)
Printer services are supported (int 17h)
ACPI is supported
USB legacy is supported
BIOS boot specification is supported
Targeted content distribution is supported
UEFI is supported
BIOS Revision: 1.17
Handle 0x0067, DMI type 13, 22 bytes
BIOS Language Information
Language Description Format: Long
Installable Languages: 1
en|US|iso8859-1
Currently Installed Language: en|US|iso8859-1
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アップデート用ファイルの準備1Fujitsuのサイトから、ブラウザなどでファイルをダウンロードしてきます。http://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/ia/drviadownload?driverNumber=F1029815 2WindowsPC上でexeファイルを実行し解凍します。3ASP_Linuxフォルダ配下の2つのファイルを該当サーバー上にアップロードします。 |
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アップデートの実行以下の手順はファイルに同梱している「オンラインアップデート手順書.pdf」の記載内容となります。 <BIOSのアップデート> 1コマンドラインにて、次のコマンドを実行# sh RX2530M2_D3279-B_BIOS1260_ASP_Linux.scexe 2次のメッセージが表示されたら、[y][Enter]を押しますontinue processing this ASP? lease answer:yes/y or no/n 3次のメッセージが表示されたらアップデート完了SUCCESS! <iRMCのアップデート> 1コマンドラインにて、次のコマンドを実行# sh RX2530M2_iRMC921F_sdr312_ASP_Linux.scexe 2次のメッセージが表示されたら、[y][Enter]を押しますContinue processing this ASP? Please answer:yes/y or no/n 3次のメッセージが表示されたらアップデート完了SUCCESS! <最後に> 1実行が完了したら、対象機器を再起動# reboot 2STEP1に戻り、バージョンを確認 |
Windows Serverの場合
バージョンの確認1コマンドプロンプトで以下を実行してください。(以下、コマンドは全てコマンドプロンプトで実施)> wmic bios get smbiosbiosversion 2V5.0.0.11 R1.18.0 より前のバージョンであることを確認します。V5.0.0.11 R1.17.0?for?D3279-B1x |
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アップデート用ファイルの準備1Fujitsuのサイトから、ブラウザなどでファイルをダウンロードしてきます。http://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/ia/drviadownload?driverNumber=F1029815 2WindowsPC上でexeファイルを実行し解凍します。3ASP_Windowsフォルダ配下の2つのファイルを該当サーバー上にアップロードします。 |
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アップデートの実行以下の手順はファイルに同梱している「オンラインアップデート手順書.pdf」の記載内容となります。 <BIOSのアップデート> 1BIOS アップデートツール (RX2530M2_D3279-B_BIOS1260_ASP_Win.exe) をダブルクリックして実行2[Install]ボタンをクリックし、アップデートを開始3次のメッセージが表示されたらアップデート完了Successfully finished ! <iRMCのアップデート> 1iRMC アップデートツール (RX2530M2_iRMC921F_sdr312_ASP_Win.exe) をダブルクリックして実行2[Install]ボタンをクリックし、アップデートを開始3次のメッセージが表示されたらアップデート完了Successfully finished !! <最後に> 1実行が完了したら、コマンドプロンプトの画面を閉じて、対象機器を再起動してください。2STEP1に戻り、バージョンを確認 |