IPアドレスベースからSNIベースへの切り替え方法(ウェブコンテンツの一部として組み込みたい)
さくらのSSLさくらのレンタルサーバビジネスプロマネージド
本マニュアルでは、https://~ にメールフォームなど、一部ウェブコンテンツのみ設置している場合のSSLをIPアドレスベース(※以下、IPベース)からSNIベースへ切り替える方法についてご案内しております。
前提条件
- IPベースとSNIベースのフォルダ名が重複していない事が前提となります。
- 同じサイト(ドメイン)を運営している場合に限ります。
SSL証明書を切り替える際は、完了するまでに時間を要します。
あらかじめご了承ください。
証明書の切り替え手順
コンテンツのコピー
あらかじめIPベースSSLで配信されているデータをドメインのドキュメントルート下へコピーしておきます。
注意事項
- PHPやCGIプログラムなどでパスを記述している場合はコピー後にそちらも変更する必要があります。
フォルダ構造例
www
├example
└examplessl
└toiawaseform
- ドメインのドキュメントルートが www/example
IPベースSSLのドキュメントルートが www/examplessl であるとします。 - 実際のサイトでは https://example.jp/toiawaseform/ 配下で問い合わせフォームを運用しているとします。
この場合、www/examplessl/toiawaseform をフォルダごと www/example/ へコピーします。
SSLの設定変更は行ってないのでサイトは切り替わりません。
SSL設定の切り替え
サーバコントロールパネルから申し込んでJPRSドメイン認証SSLを購入していた場合
ドメイン一覧の画面で、SSL設定の切り替えを行うドメイン名の『SSL』をクリックします。
「秘密鍵」「中間証明書」「証明書」のダウンロードを行います。
※JPRS中間CA証明書のダウンロードは、こちらをご確認ください。
SSL設定の全削除を実行します。
※この時点でIPベース側のコンテンツは全て閲覧できなくなります。
ドメイン設定のSSLから、証明書情報を登録します。
登録手順については、以下のマニュアルをご確認ください。
注意事項
- 上記の設定を完了していただかないと、SSL通信ができないのでご注意ください。
- 上記の方法で移行するとサーバコントロールパネルからSSL証明書の更新手続きができなくなります。
その為、SSLの更新時はさくらのSSLオンラインサインアップから購入をお願いします。
Let’s Encryptを設定していた場合
ドメイン一覧の画面で、SSL設定の切り替えを行うドメイン名の『SSL』をクリックします。
SSL設定の全削除を行います。
※この時点でIPベース側のコンテンツは全て閲覧できなくなります。
SNIベースを選択し、無料SSL証明書を発行します。
発行手順については、以下のマニュアルをご確認ください。
発行完了後自動的に有効化されます。
今回のご対応以降の更新は、自動で行われます。
外部サイトで購入したSSL証明書を導入している場合
ドメイン一覧の画面で、SSL設定の切り替えを行うドメイン名の『SSL』をクリックします。
「秘密鍵」「中間証明書」「証明書」のダウンロードを行います。
※中間CA証明書のダウンロードは、ご購入先に確認してください。
SSL設定の全削除を実行します。
※この時点でIPベース側のコンテンツは全て閲覧できなくなります。
ドメイン設定のSSLから、再度証明書情報を登録します。
登録手順については、以下のマニュアルをご確認ください。
確認
SSLの設定変更を行うと、STEP1でコピーした方のコンテンツを参照するようになります。
動作に問題がある場合はドメインのドキュメントルートにあるファイルをご確認ください。