独自SSL(IPアドレスベース)の提供終了について
独自SSLIPアドレスベース(※以下、IPベース)機能を、
2021年6月末で提供を終了することとなりました。
提供終了の背景
IPベース機能の提供を終了する理由といたしましては、
IPベースとSNIベースの仕様にほぼ差はなく、かつ、IPベースのご利用者が減少傾向にあるためです。
IPベース機能をご利用のお客様には大変お手数をおかけいたしますが、
SNIベースのご利用を検討いただきますようお願い申し上げます。
長らくIPベース機能をご利用いただき、誠にありがとうございました。
なお、さくらのレンタルサーバでは新たなSSL機能を実装する予定で、
よりお客様に価値あるサービスを提供してまいります。
対象サービス
- さくらのレンタルサーバ ビジネスプロプラン
- さくらのマネージドサーバ
※上記以外のプラン(ライト、スタンダード、プレミアム、ビジネスプラン)を
ご利用のお客さまは本お知らせの対象外となり、お客さまによる対応は不要です。
提供終了までの流れ
2020年2月 | サービスの提供を終了する旨のご案内をします。 |
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2020年10月 | 新たに設定することが出来なくなります。 |
2021年6月末 | サービスの提供を終了します。 |
ご利用中のSSL種別を確認
独自SSL(IPベース)を利用されているかどうかを確認していただきます。
「サーバコントロールパネル」にログインします。
ドメイン名 | 初期ドメイン または 追加されたドメイン |
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パスワード | サーバパスワード 仮登録完了のお知らせに記載のパスワード。 紛失・ご不明の場合は「サーバパスワードの再発行」をご確認ください。 |
ドメイン/SSLから『ドメイン/SSL』をクリックします。
「独自SSL」と表記されている場合は、独自SSL(IPベース)を設定されています。
「独自」の表記がない場合
IPベースのSSLをご利用されておりませんので、対応は不要となります。
「独自」の表記がある場合
SSLのドキュメントルートとドメインのウェブパスを確認する必要があります。
次の項目「ドキュメントルートとドメインのウェブパスの確認」を
ご確認ください。
ドキュメントルートとドメインのウェブパスの確認
ドメイン/SSLから『ドメイン/SSL』をクリックします。
該当ドメインの『設定』をクリックします。
ドメイン設定画面が表示されます。
「Web公開フォルダ」(※以下、ドメインのウェブパス)と
「Web公開フォルダ(HTTPS)」(※以下、SSLのドキュメントルート)のフォルダ(パス)の
表記をご確認ください。
「Web公開フォルダ」と「Web公開フォルダ(HTTPS)」のパスが同じ場合
「Web公開フォルダ」(ドメインのウェブパス)と「Web公開フォルダ(HTTPS)」(SSLのドキュメントルート)のパスが同じ場合、自動的にSNIベースに移行されますので、ご対応は不要です。
基本的にはお客様のコンテンツへ影響はございません。
「Web公開フォルダ」と「Web公開フォルダ(HTTPS)」のパスが異なる場合
「Web公開フォルダ」(ドメインのウェブパス)と「Web公開フォルダ(HTTPS)」(SSLのドキュメントルート)のパスが異なった状態のまま、切り替えを行わない場合は2021年6月末以降、強制的にIPアドレスベースの設定が無効化され、現状のサイト運営ができなくなります。
2021年6月末までに、必ず切り替えの実施をお願いいたします。
https://~ にメールフォームなど、一部ウェブコンテンツのみ設置している場合
http://~ と https://~ で全く違うサイトを運営している場合
IPベースとSNIベースの違い
SNIベースではドキュメントルートが指定できなくなります。
現在IPベースをご利用のお客様はドメインのウェブパスとSSL利用時の
ウェブパスを分けて設定することができます。
例
IPベース
http://example.jp のウェブパスを www/example に設定
https://example.jp のウェブパスを www/example_ssl に設定
httpとhttpsで全く違うサイトを構成することができます。
SNIベース
http://example.jp のウェブパスを www/example に設定
https://example.jp のウェブパスは自動的に www/example に設定される
上記の違いがございます。