フィルタリングについて
2009年4月より
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」が
施行されています。
同法ではインターネットを利用して情報を発信する、
もしくはその仲介をする個人や企業に対し、青少年の育成に悪影響を
及ぼす可能性がある情報に触れる機会を 減らす為の努力義務が規定
されており、その方法としてフィルタリングの利用が推奨されています。
このページでは、同法にて提唱されている「フィルタリング」についての解説および
「レイティングを用いたフィルタリングの実装方法」についてご紹介します。
本ページはあくまで技術紹介ページであり、その内容に関しては当社は責任を負いかねます。
また、当社サービスを利用して公開されるウェブサイト等の全てに対してこれらの技術を
導入する義務を課すものではございません。あらかじめご了承ください。
フィルタリングとは
「フィルタリング」とは「青少年がアクセスするウェブサイトにおいて、
不適切な内容が含まれるものを
未然に防ぐこと(見せたくないサイトをブロックすること)」を指します
フィルタリングの種別
フィルタリングを実現するには、大きく分けて以下の4種に分類されます。
- レイティング方式
ウェブサイトの管理者が、一定の基準で格付けされている
「レイティング」と言う仕組みをHTMLに組み込み、閲覧者へ提供する方式です。
レイティングは、ウェブサイトの管理者自らが格付けを行う
「セルフレイティング(またはセルフラベリング)」と、
第三者によって格付けを行う「第三者レイティング」に分けられ、
閲覧者は自身が要求する基準に満たないウェブサイトへ
アクセスすることはできません。 - ブラックリスト方式
第三者が青少年にとって有害であると判断したウェブサイトのリストを作り、
閲覧者へ提供する方式です。
閲覧者はリストに記載されているウェブサイトへアクセスすることはできません。 - ホワイトリスト方式
第三者が青少年にとって安全、または有益であると
判断したウェブサイトのリストを作り、閲覧者へ提供する方式です。
閲覧者はリストに記載されていないウェブサイトへアクセスすることはできません。 - キーワード/フレーズ方式/全文検索方
第三者が青少年にとって有益であると判断したキーワードやフレーズをあらかじめ登録しておき、閲覧者へ提供する方式です。
閲覧者は登録されたキーワードやフレーズを含んだウェブサイトへ
アクセスすることはできません。
上記のうち、「セルフレイティング」はウェブサイトの管理者が任意に行えます。
代表的な格付け基準
セルフレイティングはPICSという規格に準拠した格付け基準に則ることで実現可能です。
代表的なものとしては、ICRA、 RSACi、SafetyOnline2などがあります。
どれを採用すればよいか分からなければ、全てに対応させることも可能です。
- SafetyOnline2基準によるセルフレイティング
「SafetyOnline2セルフレイティングツール」というツールを用いることで、
SafetyOnline2に対応した
セルフラベルを作成することができます。 - ICRA基準によるセルフレイティング
英国の非営利団体であるICRA(Internet Content Rating Association)が提供する
「ICRA label generator」というツールを用いることでICRAに対応した
セルフラベルを作成することができます。
タグ付けによるセルフレイティングの具体例
セルフレイティングを有効にするには、
下記のようなMETAタグを全てのHTMLページに記述します。
ウェブページはどこからリンクされているか分からないため、
各ページのから内に書きこんでおく必要があります。
- SafetyOnline2セルフレイティングツールによるラベルの作成例
- ICRA label generatorによるラベルの作成例
フィルタリングソフトの紹介
フィルタリングは大きく分けて2種類の方法があります。
- フィルタリングソフト
インターネットへアクセスする端末(コンピュータ)で判断を行います。 - フィルタリングサービス
インターネットへアクセスする過程において、
事業者側が用意した機器で判断を行います。
以下、比較的手軽に導入できるフィルタリングソフト、
フィルタリングサービスをご紹介いたします。
フィルタリングソフト
フィルタリングサービス
ISP(インターネット接続プロバイダ)が提供しているフィルタリングサービス
携帯電話事業者が提供しているフィルタリングサービス
その他